第2回福島第一廃炉国際フォーラム

地元の皆様の声を聴くとともに、福島第一廃炉に関する情報を分かりやすく提供し、併せて国内外の専門家が廃炉の最新の進捗、技術的成果を広く共有するため、第2回福島第一廃炉国際フォーラムを以下のとおり開催いたしました。

参加者数で見る第2回フォーラム

DAY.1 2017年7月2日

地元の皆様を主な対象としたプログラム

参加者数:484名

(うち福島県内:283名 58.5%)

DAY.2 2017年7月3日

技術的専門家を主な対象としたプログラム

参加者数:571名

(うち福島県内:162名 28.4%)

2日間の合計

1,055

DAY.1地元の皆様を主な対象としたプログラム

午前

10:30-10:35 開会挨拶
(原子力損害賠償・廃炉等支援機構 理事長 山名 元)
10:35-10:50 来賓挨拶
(経済産業副大臣 高木 陽介
     福島県知事 内堀 雅雄
     広野町町長 遠藤 智)
10:50-11:05 基調講演
(国際原子力機関(IAEA)事務局次長 J. C. レンティッホ)
11:05-11:50 レクチャー&ミニワークショップ
30分で分かる 1F 廃炉:「何が分からないかが分からない」の先に
(内容)
福島大学の客員研究員で福島のリスクコミュニケーションに関して精力

的な社会学者である開沼博氏に、社会学的分析に基づいた多数の著作と事故以前から続く地元との交流の経験に基づき、福島の廃炉とはどのようなものなのか、地元目線での講演をしていただく。
(立命館大学衣笠総合研究機構准教授 開沼 博)

廃炉への思い
いまの「廃炉への思い」は?
参加者が不安、不満、疑問、要望のうち最も強い「廃炉への思い」を1枚選び1ワードor1フレーズで書いたものです。
11:50-13:20 昼食
(福島県食材を使った屋台をご用意)

午後

13:20-15:40 リサーチセッション
そこが聞きたい!1F 廃炉のいま:「分からない」を「そういうことか」に
(内容)
開沼氏がファシリテーターとして、パネリストであるNDF等の福島第一廃炉の関係者に対し、住民の方々の関心事や不安を踏まえた疑問を投げかけることで、住民の方々へ福島廃炉についての正確でわかりやすい情報の提供に努める。会場からの質問にも対応する。

■ぼいすふろむふくしま
今回ファシリテーターを委嘱されました開沼氏が地元のグループ、有識者の方々と事前にヒアリングした結果を取りまとめたものです。

■グラフィックレコーディング資料
本フォーラムでの議論を、絵や図などのグラフィックにして記録したものです。 今回は、フォーラム終了後参加者の方に「いまの気持ち」を貼ってもらい思いを可視化しています。

<ファシリテーター>
●立命館大学衣笠総合研究機構准教授 開沼 博

<パネリスト>
●経済産業省 廃炉・汚染水特別対策監 田中 繁広
●原子力損害賠償・廃炉等支援機構 理事長 山名 元
●東京電力ホールディングス福島第一廃炉推進カンパニー プレジデント 増田 尚宏

<地元代表>
●福島大学 経済経営学類助教 マクマイケル・ウィリアム
●川内村商工会 会長 井出 茂
●福島大学 学生 木村 元哉
●元田村市復興応援隊 小林 奈保子
●NPO法人コースター 理事 坂上 英知
●福島県立福島高等学校 高校生
●福島県立ふたば未来学園高等学校 高校生

<コメンテーター>
●経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA) 事務局長 WD. マグウッド四世
●米国アルゴンヌ国立研究所 シニア・ポリシー・フェロー P. ディックマン
●フランス原子力・代替エネルギー庁 原子力開発局長 F. ゴーシェ
●スペイン放射性廃棄物管理公社 総裁 J. J. ザバラ
15:40-15:55 総括
(経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA) 事務局長 マグウッド四世)
15:55-16:00 閉会挨拶
(楢葉町町長 松本 幸英)

グラフィックレコーディング

グラフィックレコーディングkeyboard_arrow_right

DAY.2技術的専門家を主な対象としたプログラム

午前

09:30-09:45 開会挨拶
(原子力損害賠償・廃炉等支援機構 理事長 山名 元)
09:45-09:50 来賓挨拶
(いわき市長 清水 敏男)
09:50-10:05 基調講演
(経済協力開発機構原子力機関(OECD/NEA)事務局長 WD. マグウッド四世)
10:05-10:35 福島第一原子力発電所の現場状況についての報告
(東京電力ホールディングス福島第一廃炉推進カンパニー プレジデント 増田 尚宏)
10:35-10:50 講演
(原子力規制庁審議官 山形 浩史)
10:50-11:40 福島第一原子力発電所の炉内状況推定についての報告
(東京電力ホールディングス福島第一廃炉推進カンパニー 解析評価グループ マネージャー 溝上 伸也)
11:40-12:40 WS1デブリ性状評価(MCCIを含む)についての専門家ワークショップ
●(座長)日本原子力研究開発機構 廃炉国際共同研究センター センター長  小川 徹
●(共同座長)フランス原子力・代替エネルギー庁 C. ジュルノー
●日本原子力研究開発機構廃炉国際共同研究センター 燃料デブリ取扱・分析ディビジョン ディビジョン長 鷲谷 忠博
●フローピン・ラジウム研究所 研究室長 B. ブラコフ
●日本原子力研究開発機構 客員研究員(元欧州委員会共同研究センター) D. ボトムリー
12:40-14:40 昼食休憩/技術ポスターセッション
福島廃炉に関係する機関、学校、産業界から個々の技術的内容に関わるポスターを掲示し、関係者間での意見交換を喚起する

午後

14:40-15:40 WS2 燃料デブリ取り出し時の安全リスク評価についての専門家ワークショップ
●(座長)ケンブリッジ大学工学部客員教授 M. ウェイトマン
●(共同座長)名古屋大学大学院 教授 山本 章夫
●原子力損害賠償・廃炉等支援機構 執行役員 肥田 和毅
●英国原子力規制庁 副主任検査官 兼 セラフィールド・廃止措置・燃料および廃棄物プログラム本部長 M. ゴルシャン
●レイク・バレット・コンサルティング L. バレット
15:40-15:55 休憩
15:55-16:55 WS3 廃棄物対策についての専門家ワークショップ
●(座長)原子力安全研究協会 技術顧問 杤山 修
●原子力損害賠償・廃炉等支援機構 執行役員 加藤 和之
●フランス原子力・代替エネルギー庁 解体・廃止措置本部副本部長 E. クラウス
●英国原子力廃止措置機関 統合廃棄物管理本部長 J. マッキニー
16:55-17:00 閉会挨拶
スペイン放射性廃棄物管理公社 総裁 J. J. ザバラ

第2回フォーラム登壇者

WS1 – デブリ性状評価(MCCIを含む)についての専門家ワークショップ

  • 小川 徹
    (座長)
    日本原子力研究開発機構
    廃炉国際共同研究センター
    センター長
    小川 徹
  • C.ジュルノー
    (共同座長)
    フランス原子力・
    代替エネルギー庁
    C.ジュルノー
  • 鷲谷 忠博
    日本原子力研究開発機構廃炉国際共同研究センター
    燃料デブリ取扱・分析ディビジョン
    ディビジョン長
    鷲谷 忠博
  • B. ブラコフ
    フローピン・ラジウム研究所
    研究室長
    B. ブラコフ
  • D. ボトムリー
    日本原子力研究開発機構
    客員研究員
    (元欧州委員会共同研究センター)
    D. ボトムリー

WS2 – 燃料デブリ取り出し時の安全リスク評価についての専門家ワークショップ

WS3 – 廃棄物対策についての専門家ワークショップ

閉会挨拶